街を流れている川。
鹿児島市で言えば代表的なのが「甲突川」。
伊敷周辺や中央駅周辺を流れ、天保山(与次郎)付近で錦江湾と繋がります。
私の中での甲突川はこの写真である武之橋から見た風景というイメージです。
その川には必ずどこから流れているのか、いわゆるスタート地点があります。
今回は「甲突川」の水源地、
「甲突池(こうつきいけ)」へ行ってきました。
甲突川の水源地となる「甲突池」は鹿児島市郡山町の標高677メートル八重山の中腹にあります。
国道3号線から国道328号線へと入り、長い上り坂を上る途中にある道を入っていくと八重山公園があります。
その道をひたすら進んでいきます。
周辺はこのように田畑と緑に囲まれ、非常に心地よく時間がゆっくりと流れる空間が広がっています。
さらに道を進んでいくと…
ついに看板が見えてきました!
ようやく甲突川の始まりの地「甲突池」が!
道路を走っていると突如現れました。
写真や映像では見たことあったのですが、実際に自分の目で見てみると意外と小さくてこじんまりとしていた印象でした。
全体的に見るとこのような感じです。
道路と山の間に囲まれて甲突池はありました。
こちらは桜の木でしょうか?
そうだとすればその時期になれば桜が咲き誇って、とても綺麗なのでしょうね♪
透明度抜群!
見てください、この….透明度!めちゃくちゃ透き通ってます!
暑い季節になると思わず足や顔を浸けたくなるようなそんな水質です!
鯉も優雅に気持ちよく泳いでいる印象でした。
透明感抜群で鯉も優雅に泳げるほどの素晴らしい水質、それもそのはず、
地域住民の保全活動が評価され、平成20年6月25日に環境省より、
「平成の名水百選」に認定されています!
ですので、地域の方からとても大切に守られている池なのです。
甲突池の歴史
上の石碑に書かれているように、「明治初め頃に土地の所有者であった竹内隆助氏が周辺の水田の水源してこの池は作られ、その後昭和49年に承継者である竹内耕一氏から、地域水源利用として郡山町に寄贈された」(一部を抜粋し要約)と書かれています。
鹿児島市民の生活には欠かすことのできない貴重な水源ですからね!
貴重な水源を見守る
池の中心には、木の橋を隔てて、神棚のようなものが設置されており、
地域住民によって大切に管理されていました。
”水源の神様”が鹿児島市民にとって欠かせない”水の源”を守っている、
そのように私は感じました。
池を散策してみる
池の周りを散策してみると様々な発見がありました!
石に河童?を描いた面白い石があったり、
まるで池に浮かんでいる島のような石があったり、
夏の季節を思わせるような花が咲き始めていたり(花に詳しくなくてすみません!笑)
色んな所で色んな発見がありました!
水が湧いている場所を探す!が…。
甲突川の水源地であるからには何処かで必ず水が湧いているはず!
そう思って探し始めたのですが…これが中々見つからず、
30分ほど夢中になって探した結果、
「おそらくこれかな?」というのであれば見つけることが出来ました。
この奥から流れているような…気がする!
手前から奥に向かって絶えず水が流れ続けているので多分ここなのかもしれない!
うん!恐らく、多分そうだろう!
と思いました(確証を得られず申し訳ありません!)
甲突池の周りを散策してみる
甲突池の周りには、
甲突池から湧き出た水が流れている川があったり、
棚田の石垣があったり、
畑が広がっていたり、
とにかく時間がゆっくりと流れる風景が広がっています!
休憩所と駐車場が完備
甲突池の近くには見学者用の休憩所と駐車場が設けられています。
このように休憩所もある(建物両サイドに設けられている)ので、周辺の散策やハイキングでの休憩にも利用できそうです。
持ってきたお弁当を広げて大自然の空間で食べるというのも良さそうですね♪
また、男女別のトイレも完備されていので安心です。
皆さんも是非行かれてみてください!
アクセス
鹿児島市郡山町5290(Googleマップ)